村上 敦のコラム
バーデン・ビュルテムベルク州では「再生可能エネルギー熱法」が改正になり、7月1日から施行されています。 https://um.baden-wuerttemberg.de/de/energie/neubau-und-gebaeudesanierung/erneuerbare-waerme-gesetz-2015/ これまでの経緯を見る限り、BW州で先行施行された「熱法」が、数年後に連邦の法律になった
エネルギーシフトが進むドイツにおいて電気で熱は正論か? その2
◆2022年までに原子力、2050年までに化石燃料を必要としない社会へドイツではエネルギーシフトが進んでいます。エネルギーシフトとは、2022年までに原子力を、2050年までに化石燃料をエネルギー源として必要としなくなる社会を推し進める一大政策、一大社会運動、一大経済改革のことを指しています。具体的には2050年までにドイツ社会が必要とするエネルギーを省エネによって半減させ、残り半分の最低限必要な
エネルギーシフトが進むドイツにおいて電気で熱は正論か? その1
2013年5月13日の水曜日、建築物の省エネ性能を規定する〈省エネ法〉、および〈省エネ政令〉の改正内容を審議していたドイツ連邦議会の建設委員会は、非常に興味深い決議を保守会派側の賛成で押し通しました。ドイツではほとんどのケースですでに設置が禁止されており、同時に取替え義務まで発生し、2019年の年末までには特例の設備自体も取り替えが決められている「電気式の蓄熱暖房機」について、2020年から解禁す