日本エネルギーパス協会

家の燃費を見える化してますか?

エネルギーエージェント探訪~VOL工藤健志氏~

栄えある第1回目の探訪は栃木県宇都宮市で活躍する建築デザイン工房蓮家の工藤健志さんを訪ねました。

施主と工務店を繋ぐコンペ事務局からのオファーで度々参加し、その際にエネルギーパスを一緒に提案してきました。競争相手でこういうプレゼンをするところが無いので結構注目もされやすく、関心の高いお施主様には好評とのこと。

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今回ご紹介のエネパスもそもそもは燃費意識の高いお施主様からのオファーでこれが非常に良い武器になっています。

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ご覧の通り、日射取得と遮蔽が少しうまくいってない感じですが、南面に隣家が迫っていて、1階はほぼ取得が難しいような環境で、しかもまだファーストプランの段階でお施主様要望を反映しての計画なので、取得と遮蔽の窓バランスを改良することを分かりやすいこのグラフを見せながらやっていきたいと。

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それと、自然室温で無暖房時と間欠暖房時の温度差が結構高く、これも無暖房が低いというよりも、そもそも躯体性能が高いので間欠暖房すれば室温が高くなりやすいということを表しているのだと思います。

それと、やはり日射取得が厳しいのでどうしても無暖房のときの室温が低くなってしまうという。

2階開口を大きくとって取得し、それをいかに1階へ送り込むか?

吹き抜けを上手く使いたいが2階部屋数との兼ね合いでどうなるか?

遮蔽は外付け系の遮蔽物を利用するとして、東西も開口を増やすか?

この辺のところは今後工藤さんの腕の魅せドコロですね。

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光熱費に関しても過去工藤さんがエネパス算出したのと実際生活して集計したのと照らし合わせると全員実際の方が安くなっているので、今回のもそういう説明もお施主様には説明して、まだ競合状態では有りますが、是非選択してもらいたいと。

ということで、工藤健志さん、栄えある第1回探訪ご出演有難うございました。今後益々のご活躍を祈念申し上げます。

工藤健志:建築デザイン工房蓮家

http://www.casa-lotus.net/

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この記事を書いた人

吉田登志幸
2001年より木製三層サッシを販売、東日本大震災が起き、原発に始まる日本のエネルギー問題の深刻さに直面し、省エネ住宅の普及啓発を一刻も早く推し進めるべく、エネルギーパス認定講習会講師、自立循環型住宅研究会関東支部代表、省エネ住宅のセミナー、勉強会の講師をつとめる。

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